概要

  • テーマ:小規模ビルにおけるガソリン火災

     令和元年7月の京都市で発生したアニメ製作会社への放火火災や、令和3年12月の大阪市で発生したクリニックへの放火火災においては、それぞれ36人と27人が死亡する惨事となった。どちらも小規模で避難経路が限られたビルに対するガソリンによる放火であった。自動消火設備や避難経路が十分でない小規模なビルはまだまだ多く、このような火災が発生した際の被害の軽減や防止のための火災の分析や技術開発、避難の工夫を考える必要がある。ここでは、火災調査の実例、火災シミュレーション、ガソリン火災の危険性に関する研究、小規模ビルにおける火災安全に関する問題点、行政的な対応について話題を提供し、今後の備えの一助としたい。

  • 主催:消防庁 消防研究センター
  • 日時:令和5年11月17日(金)13:00~16:30(予定)
    第71回全国消防技術者会議の第2日目午後に開催いたします。
  • 場所:三鷹市公会堂(光のホール)
  • 定員:350人を予定
  • 参加費:無料
  • 参加申し込み期間:9月1日(金)~11月10日(金)
    ※定員に達し次第、締め切らせていただきます。
  • 参加申込み方法:必要事項をご記入の上、以下からe-mailでお申込みください。


  • 問合せ先:消防庁 消防研究センター 研究企画室

プログラム(予定)

【開会】13:00
13:00~13:05 開会の辞・趣旨説明 田村裕之
(消防研究センター)
13:05~13:35 大阪市北区ビル火災の消防庁長官調査について 西 晴樹
(消防研究センター)
13:35~14:05 大阪市北区ビル火災に係る火災シミュレーション 阿部伸之
(消防研究センター)
14:05~14:35 身近な引火性液体の燃焼性状と消火 尾川義雄
(消防研究センター)
【休憩】14:35~14:45
14:45-15:15 建物内に散布したガソリンの蒸発拡散挙動予測 岡本勝弘
(科学警察研究所)
15:15-15:55 大阪市北区ビル火災を踏まえ~二方向避難の確保をどうするか~ 小林恭一
(東京理科大学)
15:55-16:25 「大阪市北区ビル火災を踏まえた今後の防火・避難対策等に関する検討会報告書」を踏まえた消防庁の対応について 上村久子
(消防庁予防課)
【閉会】16:25~16:30 閉会の挨拶