第25回消防防災研究講演会は無事終了いたしました。
お越しいただきました皆様にお礼申し上げます。

概要

  • テーマ:自然災害に対する危険物施設の事故対策

     近年、地震、降雨、台風などの自然災害に起因して様々な被害が発生している。製油所、石油タンクなどの危険物施設についても、これらの自然災害で少なからず影響を受け、場合によっては火災や危険物の漏洩などの被害が発生している。ガソリンや原油などを貯蔵したり取り扱ったりする危険物施設を設置する際には、消防法令の技術基準に従って火災や危険物漏洩を防止するための構造にし、そのための設備を設置する必要がある。このため自然災害に対しても、危険物施設は一定程度の耐力はあるものと考えられる。しかしながら、過去の地震や台風などで被害が発生しているのも事実である。
     将来発生が懸念されている、首都直下地震や南海トラフ地震においても危険物施設が耐えることを確認しておくことが肝要であるため、危険物施設の耐震性などの保安に関する研究の最新動向を消防関係機関などと共有し、現状の課題を明らかにしておく必要がある。

  • 主催:消防庁 消防研究センター
  • 日時:令和4年11月17日(木)13:00~16:30(予定)
  • 場所:三鷹市公会堂(光のホール)
  • 定員:350人を予定
  • 参加費:無料
  • 参加申し込み期間:
     第25回消防防災研究講演会の参加申し込み受け付けは終了いたしました。
  • 問合せ先 :消防庁 消防研究センター 研究企画室

プログラム

【開会】13:00
13:00~13:10 開会の辞・趣旨説明 西 晴樹
(消防研究センター)
13:10~13:40 小規模タンクの津波・水害対策工法について 保延宏行
(東電設計(株))
13:40~14:10 コンビナートにおける災害時のドローン活用 五内川真
(ENEOS(株))
14:10~14:40 短周期地震動による平底円筒貯槽の浮上り現象の解明に向けて 谷口朋代
(鳥取大学)
【休憩】14:40~14:55
14:55~15:25 台風、大雨時の危険物施設等の事故と防止対策 岡田勇佑
(消防庁危険物保安室)
15:25~16:10 石油タンクの地震動による被害とその簡易予測 畑山 健
(消防研究センター)
16:10~16:25 洪水時のアルミ工場爆発火災について 西 晴樹
(消防研究センター)
【閉会】16:25~16:30 閉会の挨拶