第18回消防防災研究講演会は無事終了致しました。
お越しいただきました皆様にお礼申し上げます。

当日資料をご覧いただけます。
第18回消防防災研究講演会資料[PDF 7.7MB]

概要

  • テーマ:火災原因調査への取り組みと調査技術の高度化
     火災や爆発事故が発生した場合において、その原因を究明し、再発防止、被害の軽減等を検討し対策に反映させることが極めて重要です。一方、近年の火災や爆発事故は複雑多様化しており、発生メカニズム、延焼拡大過程等の解明には、高度な科学的な知見や検証作業がますます必要となってきています。このため、平成15年に消防法が一部改正され、消防庁長官の火災原因調査が、従来の消防長等から求めに応じるだけでなく、消防庁長官自らの判断により実施できるようになりました。また平成20年には市町村長等の危険物の漏洩事故に関する原因調査権が制定されるとともに、平成25年には消防長等の製品火災に関する火災調査権が拡大されています。消防研究センターでは、火災や漏洩事故の原因調査体制の整備を図り、長官調査の実務を担うとともに、消防本部の原因調査の技術支援を多数実施してきています。
     本講演会では、消防研究センターが実施してきた長官調査等、最近の火災爆発調査事例を報告するとともに、今後の火災原因調査技術の高度化に向けた取り組みについて議論します。
  • 主催 :消防庁 消防研究センター
  • 日時 :平成26年11月20日(木)10:00~17:00
    第62回全国消防技術者会議の第1日目として開催いたします。)
  • 会場 :日本消防会館(ニッショーホール)
  • 定員 :定員:600名
  • 参加費:無料
  • 参加申し込み期間:8月18日(月)~11月17日(月)
    ※定員(600名)に達し次第、締め切らせていただきます。
  • 参加(聴講)申し込み方法:
    第18回消防防災研究講演会の参加申し込み受付は終了いたしました。

プログラム(予定)

【開会挨拶】10:00~10:05
【基調講演】
10:05~11:00 火災・爆発災害の燃焼現象としての理解-発生過程と被害拡大過程- 土橋 律
(東京大学)
【調査体制】
11:00~11:25 消防研究センターでの火災原因調査の実績と消防機関支援体制の紹介 山田 常圭
(消防研究センター)
【平成26年度消防防災科学技術賞表彰式】11:30~12:00
【休憩】12:00~13:15
【最近の調査事例報告】
13:15~13:45 福知山花火大会におけるガソリン携行缶による火災調査(2013) 西 晴樹
(消防研究センター)
13:45~14:15 姫路市の化学工場爆発事故調査(2012) 塚目 孝裕
(消防研究センター)
【調査結果の消防施策、消防活動への反映】
14:15~14:45 最近の化学プラント事故を受けての消防庁の対応 白石 暢彦
(消防庁特殊災害室)
14:45~15:15 太陽光発電システムの火災危険性と消防活動上の対策 田村 裕之
(消防研究センター)
【休憩】15:15~15:25
【調査手法の多様化と技術の高度化】
15:25~15:50 分析機器の活用による火災原因調査の支援 尾川 義雄
(消防研究センター)
15:50~16:15 素材の燃焼および火災実験による火災現象の解明 若月 薫
(消防研究センター)
16:15~16:40 火災再現シミュレーションを活用するための取り組み 阿部 伸之
(消防研究センター)
【総合討論(質疑応答)】16:40~17:00
【閉会】17:00
※12:00~13:15 平成26年度消防防災科学技術賞受賞作品の展示発表を行います。