消防法では、ガソリン"や"灯油"のような火がつきやすい物質や、一度火がつくと急激に燃え広がるなど消火のしにくい物質を「危険物」と定義し、さまざまな安全対策がとられてきました。しかし、科学技術の進歩や、環境問題への取り組みの発展にともない、火災や爆発の危険性が十分把握されていないリサイクル資源や新たな工業材料が誕生し、「危険物」として新たに追加されるべきものが出現しています。わたしたちは、新しい物質の危険性を解明したり、消火技術を確立したりするなど、より安全な社会の実現をめざした研究開発を行っています。