液体貯蔵タンクの免震化に関する共同研究の公募
石油タンク等に代表される鋼製平底円筒貯槽(タンク)が強震動を受けると、長周期地震応答による浮き屋根の破損や貯液の溢流、短周期地震応答による底板の浮き上がりに伴う底板の亀裂や側板の座屈が発生するおそれがあります。当研究センターでは、タンクの耐震性向上のために、タンクの長周期地震応答や短周期地震応答に関する基礎的な研究を進めてきました。この度、タンクの耐震向上のための研究に加え、免震技術をタンクに応用するための基礎的な研究を当研究センターで行うこととなりました。
そこで、当研究センターでは研究開発を共同で行う団体を下記のとおり公募します。
1.研究開発内容
- (1)免震機構(球面すべり支承)付きのタンクにおける加振実験の実施
- (2)免震機構(球面すべり支承)付きのタンクにおける地震応答計算法の検討
- ア 既往の地震応答計算法の調査
- イ 加振実験の再現計算
2.募集参加者数及び応募参加条件
- (1)募集参加者数
- 実験の担当をする団体を1 者、地震応答計算法検討の担当をする団体を1 者募集する。
- なお、募集参加者数に満たなかった場合、本共同研究は実施しない。
- (2)応募参加条件
- 実験の担当を希望する団体
- ・免震機構(球面すべり支承)を実構造物へ採用した実績や知見が十分にあり、液体貯蔵タンク免震化および
- 加振実験を行う能力を有すること。
- ・地震応答計算法の検討のために必要な実験データの提供が可能であること。
- 地震応答計算法検討の担当を希望する団体
- ・免震機構(球面すべり支承)付きのタンクにおける地震応答計算法の検討が可能であること。
- なお、両方の応募参加条件を満たす場合であっても加点はしない。「実験の担当」または「地震応答計算法検
- 討の担当」のどちらか1つ希望する方を選択し、共同研究申込書の「研究の内容及び分担」の項目内に記載す
- ること。
3.研究開発資金
- 共同研究の分担部分はそれぞれの分担者が負担する。
4.研究期間
- 共同研究契約成立日から令和7年度末までとする。
5.研究開発に関する契約
- 当研究センター及び本公募で採択した2つの団体で共同研究契約を締結するものとする(3者による共同研究契
- 約とする)。
6.研究開発に係る知的財産等
- 共同研究契約に基づき、応分の権利をそれぞれが得るものとする。基本的に開発に応じて当研究センターおよび
- 共同研究を行う団体との間で協議の上、応分の権利を得るものとする。
7.応募書類
- 以下の書類を電子データで提出すること。また、表紙に関しては後日原本を郵送すること。用紙は全てA4とす
- る。基本的には用紙は縦とするが、図面、表など特に必要な場合において横向きに使用することを認める。特に
- フォーマットは指定しない。全ての書類が提出された時点で応募とする。応募後の書類の差し替えは認めない。
(1) 表紙
- A. 公募研究開発項目名
- B. 応募団体名および公印
- C. 研究代表者名
- D. 所在地
- E. 実担当者代表者名、住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレス
(2) 団体概要書
(3) 研究計画書
液体貯蔵タンクの免震化に関する研究における研究計画を記載すること。
(4) 応募参加条件の有無
2.の応募参加条件を有していることを示すこと。
(5) 研究開発体制
担当者名及びその分担を明記すること。
(6) 資金調達計画書
研究期間内の研究開発費の調達見込みを明記すること。
(7) 共同研究申込書(様式第2号)およびその添付書類
8.選考
当研究センターが設置する選考委員会により選考を行う。採択団体は、最も選考結果の優れた団体とする。
9.日程
(1) 締め切り 令和7年5月16日(金)(必着)
メールにて提出すること。
(2) 選考結果の発送予定 令和7年5月30日(金)
採択結果、採択理由は当研究センターホームページでも公表する。
10.応募書類の送付先及び問い合わせ先
- 総務省消防庁 消防大学校 消防研究センター
- 研究企画部 研究企画室
- 〒182-8508 東京都調布市深大寺東町 4-35-3
電話 0422-44-8331
Fax. 0422-42-7719
メール:toiawase_nrifd2★soumu.go.jp
※スパムメールを避けるため@を★と表記しています。
ので、余裕を持って問い合わせ頂くようお願い致します。
書類等ダウンロード
液体貯蔵タンクの免震化に関する共同研究の公募[PDF]
様式2 共同研究申込書[DOCX]