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  • 救急自動車最適運用システムに関する共同研究の公募

 当研究センターでは、近年、救急車の現場到着時間・病院収容時間が延伸していることを踏まえ、この時間短縮を目的に、ビッグデータ、G空間情報等の最新技術を利用した救急自動車の最適運用システムの研究開発を行っております。
 これまで消防研究センターでは、本研究の企画立案や救急活動データの高度な統計解析手法(救急需要予測等)開発、試験運用消防本部との連携調整などの、本研究の基礎となる研究を行い一定の知見を得ることができました。この度、この知見をもとに消防機関への実装化を目指して、救急自動車の最適運用を目指すシステム開発を行うため、これらの救急業務のシステム開発の経験を持つ団体と共同で研究を実施することとしました。
 そこで、当センターでは研究開発を共同で行う団体を下記のとおり公募します。

1.研究開発内容

 救急車の需要分析(通常時、災害時)、最適ルート分析、傷病者情報分析等を踏まえ、リアルタイムな救急需要予測を行い、さらにこの予測に合わせた救急隊の再配置等を行うことにより、運用最適化を図る。消防研究センターは、研究に必要な救急活動データ、基礎研究成果、各システムの消防現場への実用化に関するノウハウ等の提供を行う。

 研究項目

  • リアルタイム救急需要予測
  • 救急自動車の最適運用システム開発(救急隊再配置、走行ルート選定、走行支援システム、病院選定等)

2.応募参加条件

  • リアルタイムな救急需要予測を行うために、携帯電話等の位置情報を利用したリアルタイムな人口動態データ(年代、性別含む)を扱うことが可能なこと。
  • 最適化に必要な予測技術を保有していること。
  • 救急業務に関わる運用システムの納入実績があること。

3.研究開発資金

 共同研究の分担部分はそれぞれの分担者が負担する。

4.研究期間

 共同研究契約成立から平成32年度末までとする。

5.研究開発に関する契約

 当研究センターと共同研究契約を締結すること。

6.研究開発に係る知的財産等

 共同研究契約に基づき、応分の権利をそれぞれが得るものとする。基本的に開発に応じて当研究センターおよび共同研究を行う団体との間で協議の上、応分の権利を得るものとする。

7.応募書類

 以下の書類を正1部、副3部を提出すること。用紙は全てA4とする。基本的には用紙は縦とするが、図面、表など特に必要な場合において横向きに使用することを認める。特にフォーマットは指定しない。全ての書類が提出された時点で応募とする。応募後の書類の差し替えは認めない。

(1) 表紙

A. 公募研究開発項目名
B. 応募団体名および公印
C. 代表者名およびその公印
D. 所在地
E. 実担当者代表者名、住所、電話、ファックス、e-mail

(2) 団体概要書

(3) 研究計画書

 以下の項目に関する研究計画を記載すること。

  • リアルタイム救急需要予測
  • 救急自動車の最適運用システム開発(救急隊再配置、走行ルート選定、走行支援システム、病院選定等)

(4) 応募参加条件の有無

 2.の応募参加条件を有していることを示すこと。

(5) 研究開発体制

 担当者名及びその分担を明記すること。

(6) 資金調達計画書

 研究期間内の研究開発費の調達見込みを明記すること。

(7) 選考結果通知用はがき

 表面に実担当者宛名を明記すること。

(8) 共同研究申込書(様式第2号)およびその添付書類

8.選考

 当研究センターが設置する選考委員会により選考を行う。採択団体は、最も選考結果の優れた団体とする。

9.日程

(1) 締め切り 平成29年12月4日(月)(必着)

 郵送、持参、宅急便等送付方法は特に指定しない。A4用紙に印刷し、提出すること。

(2) 選考結果の発送予定 平成29年12月11日(月)

 採択結果、採択理由は当研究センターホームページでも公表する。

10.応募書類の送付先及び問い合わせ先

総務省消防庁 消防大学校 消防研究センター
研究企画部 研究企画室
〒182-8508 東京都調布市深大寺東町 4-35-3
電話 0422-44-8331
Fax. 0422-42-7719
e-mail : toiawase2017@fri.go.jp

 問い合わせにつきましては、ファックスおよびe−mailでのみ受け付けます。担当者不在の場合、回答まで時間を要する場合がありますので、余裕を持って問い合わせ頂くようお願い致します。


書類等ダウンロード
救急自動車最適運用システムに関する共同研究の公募広告 [PDF]
様式2 共同研究申込書[DOCX]