平成22年度の表彰 入選作品
消防防災機器の開発等、消防防災科学論文及び原因調査事例に関する消防庁長官表彰 入選作品
自治体消防制度50周年を記念して、消防庁は平成9年度から消防科学・技術の高度化と消防防災活動の活性化に寄与することを目的に消防防災機器の開発・改良及び消防防災科学に関する論文を募集し、優秀な作品を消防庁長官が表彰する制度を創設しました。平成22年度は、第14回目となります。
文書による募集案内、消防紙誌、各種消防関係団体の機関誌への募集広告及びインターネットへの掲載等により広く作品を募って参りました。その結果、本年度は61編というたくさんの作品の応募がございました。
応募作品は、学識経験者及び関係行政機関並びに関係団体を代表する者からなる表彰選考委員会において審査され、17編(優秀賞15編、奨励賞2編)が表彰作品となりました。
なお、表彰式は、平成22年10月22日(金)に東京・港区ニッショーホールで行われました。
1. 優秀賞(15編)
- 消防職員及び消防団員等による消防防災機器の開発・改良の部(5編)
- 火災鑑識用~ガス採取による油分検出法の考案
塚原 昌尚(兵庫県広域防災センター 兵庫県消防学校)、松浦 壽(信和化工(株)) - マルチアタック消火システムの開発
浜口 明(名古屋市消防局) - 廃品可搬式ポンプの活用と改良
溝口 達夫、大塚 敏弘、石原 一矢、奥 章男(大阪市消防局) - オートロックドアのラッチボルト固定バンド
五十嵐 努(札幌市消防局) - ワンタッチ式臍帯クリップカートリッジの開発
松木 大輔(川越地区消防局)
- 火災鑑識用~ガス採取による油分検出法の考案
- 消防職員及び消防団員等による消防防災科学論文の部(3編)
- 信頼性解析手法を用いた消防活動時の事故未然防止に関する研究 -残火処理を対象に-
本田 航(東京消防庁) - 電源供給装置を搭載した救急自動車の省エネルギー性能について
池田 盛雄、佐藤 孝年(横浜市消防局) - 事業所における住宅用火災警報器の設置促進に関する考察 -住宅用火災警報器の100%設置を目指して-
谷村 良明、渡辺 隆司(京都市消防局)
- 信頼性解析手法を用いた消防活動時の事故未然防止に関する研究 -残火処理を対象に-
- 一般による消防防災機器の開発・改良の部(1編)
- 心肺蘇生時に気道確保と脳低温療法が同時にできるエアウェイと可搬型灌流装置の開発
武田 吉正、森田 潔(岡山大学病院)、麓 耕二(弘前大学大学院)、橋本 裕志、辻 秀和、國部 雅誠、原 祐介(大研医器株式会社)
- 心肺蘇生時に気道確保と脳低温療法が同時にできるエアウェイと可搬型灌流装置の開発
- 一般による消防防災科学論文の部(1編)
- 特別養護老人ホームにおける個別避難介助のために避難リスク・スコアシートを 開発して取組んでいる防災対策について
鈴木 貴文(社会福祉法人 三徳会 品川区立荏原特別養護老人ホーム)
- 特別養護老人ホームにおける個別避難介助のために避難リスク・スコアシートを 開発して取組んでいる防災対策について
- 消防職員による原因調査事例の部(5編)
- PPロープ火災の調査について
七島 真司(福島市消防本部) - 収れん火災の調査について
福﨑 悟(北九州市消防局) - 栓刃可動式プラグからの出火機構の解明と対策
佐藤 孝、三宅 亘、須多 一寿、神子島 啓、中川 明法、林 英二、糺 徳雄(神戸市消防局) - コーヒー粕からの出火事例
山田 功、井澤 憲高(柏原羽曳野藤井寺消防組合) - 車両排気による周囲可燃物への着火に関わる検証実験について
片岡 俊明(船橋市消防局)
- PPロープ火災の調査について
2.奨励賞(2編)
- マルチウェッジの開発
久田 真也、西村 卓(東近江行政組合消防本部) - 逆止弁ジョイント金具の開発
守本 達由(兵庫県宍粟市消防団)