評価の目的

「消防庁研究開発評価実施指針」(平成18年7月総務省消防等策定、以下「実施指針」という。)にもとづき、消防研究センターが実施する研究開発課題の、公正で透明性の高い評価を行うため、評価基準を定める。

評価基準の対象

この評価基準は、実施指針で規定する消防研究センターが実施する研究開発課題を対象とする。

評価の実施時期

研究評価の実施は、「事前評価」「中間評価」「事後(成果)評価」の、三次の段階で行う。

「事前評価」は、翌年に開始が計画された研究開発課題について実施し、得られた評価の集計結果に基づき、翌年度の予算要求における重点研究課題等の概算要求に反映させるものとする。各研究課題に関する、評価委員会による評価・コメントについては、その都度担当研究者へ伝達し、実施にあたり、計画を改善するよう指示する。また、研究課題に間接的に関係する評価・コメントについては、その後の研究企画策定の資料とする。

「中間評価」は、5年以上にわたる研究開発課題に対して途中の時期に実施し、研究進行途中で進捗状況把握を図る目的で行う。

「事後(成果)評価」は、研究開発が終了した翌年度に実施し、目的達成度のチェック及び、研究成果の活用等を図る目的で行う。

評価の基準

研究等の評価の基準は以下の通りとする。

事前評価

研究課題の方向性・目的・目標について、以下の視点から総合評価を実施。

  1. 必要性
    • 科学的・技術的意義(独創性、革新性、先導性等)
    • 社会的・経済的意義(実用性、行政的要望等)
    • 目的の妥当性(目標の達成見込み)
  2. 効率性
    • 計画・実施体制の妥当性等
  3. 適時性・緊急性
    計画・実施時期、緊要性の妥当性等
  4. 国際基準との整合性
    技術基準、規格に関連する研究開発の場合の、国際基準との整合性、適合性。
  5. 新技術への適応性
    新技術等の動向等への適応性および実現の可能性

評価結果により以下内容のように対応。

  • A:計画どおり研究を開始する
  • B:計画を一部修正して開始する
  • C:計画は中止する

中間評価

研究計画の修正の適否の判断の参考とするため、研究計画通り順調に研究を行っているかを評価する。

  1. 予定通り研究が進捗しているか。
  2. 社会情勢の変化等により研究の継続に問題はないか。

評価結果により以下内容のように対応する。

  • A:このまま継続して研究を続ける
  • B:一部修正して研究を続ける
  • C:研究を収束に向かわせる
  • D:研究を中断する

事後評価

計画通り研究成果が上がったか、以下の視点から評価を行う。

  1. 有効性
    目標の達成度、新しい知の創造への貢献、社会・経済への貢献、人材の養成等
  2. 実用化・制度化
    研究結果が、消防防災活動に資する戦術、資機材等への転化または技術基準等へ反映されたか、あるいは利用が見込めるか。

結果は、以下の5段階で評価する。

  • S:目標を大幅に上回って達成
  • A:目標を十分達成
  • B:目標を概ね達成
  • C:目標をある程度達成しているが改善の余地がある
  • D:目標を下回っており大幅な改善の余地がある