第19回 消防防災研究講演会
第19回消防防災研究講演会は無事終了致しました。
お越しいただきました皆様にお礼申し上げます。
当日資料をご覧いただけます。
第19回消防防災研究講演会資料[PDF 4.2MB]
概要
- テーマ:木造密集地域での火災と安全への備え
木造密集地域では、もともと避難や消火活動の支障要因が多いのに加え、火災発生時には建物間の延焼拡大も速く広域の市街地火災になり人的・物的被害が大きくなる可能性が高くなります。また、震災後には建物倒壊等による出火のリスクも高まります。阪神淡路大震災(1995年)での神戸市内の旧市街地での火災を始め、最近においても、城崎温泉街(2015年)、北九州市の商店街、市場(魚町銀天街2014年、あやどり市場2012年、富野市場2011年)、尼崎市塚口中央市場(2011年)、などで延焼火災が発生しています。
木造密集地域の火災安全対策を考える上では、木造建物火災の出火・拡大機構の解明、建物間の延焼から市街地火災に至る延焼拡大予測、広域市街地火災で発生が懸念される火災旋風等、特殊な事象の理解が必要です。また、実際に起きた市街地火災時の消防活動やその後の対策事例について情報を共有することは、消防機関が木造密集地域での火災の予防、警防等の備えを検討する上で非常に有意義です。
本講演会では、平時と震災時での出火原因等の特徴、出火したときの木造建物の火災性状、実際に延焼拡大した火災の事例と消防本部のその火災への対応、市街地火災の延焼シミュレーションによる被害予測、火災が拡大し被害を増大させる火災現象としての火災旋風等に関する情報を提供し討論を行います。
- 主催 :消防庁 消防研究センター
- 日時 :平成27年11月25日(水)13:20~17:00(予定)
(第63回全国消防技術者会議の第1日目として開催いたします。) - 会場 :ニッショーホール(日本消防会館)
- 定員 :定員:600名
- 参加費:無料
- 参加申し込み期間:8月17日(月)~11月16日(月)
※定員(600名)に達し次第、締め切らせていただきます。 - 参加(聴講)申し込み方法:
第19回消防防災研究講演会の参加申し込み受け付けは終了いたしました。 - 問合せ先 :消防庁 消防研究センター 研究企画室
プログラム(予定)
【開会】13:20 | ||
13:20~13:30 | 開会の辞・趣旨説明 | 田村 裕之 (消防研究センター) |
【研究発表1】 | ||
13:30~13:55 | 木造建物火災の現況 | 鈴木 恵子 (消防研究センター) |
13:55~14:20 | 木造建物火災事例と危険性 | 山田 常圭 (消防研究センター) |
14:20~15:00 | 北九州市の市場・商店街火災から見える教訓と問題点 | 尾花 博幸 (北九州市消防局) |
【休憩】15:00~15:15 | ||
【研究発表2】 | ||
15:15~15:40 | 消防研究センターにおける市街地火災延焼シミュレーションの開発 | 高梨 健一 (消防研究センター) |
15:40~16:05 | 大規模火災における火の粉による火災のリスク | 鈴木 佐夜香 (消防研究センター) |
16:05~16:30 | 市街地火災での被害拡大要因 -火災旋風- | 篠原 雅彦 (消防研究センター) |
【休憩】16:30~16:35 | ||
【総合討論(質疑応答)】16:35~17:00 | ||
【閉会】17:00 |
※午前の部では、第63回全国消防技術者会議の特別講演を下記内容で行います。 10:05~11:25 『 特別講演 』 関澤 愛 教授(東京理科大学) |