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  • 泡消火技術の高度化に関する共同研究の公募

石油タンク火災や流出油火災時の消火対応としては、泡消火が最も有効であるが、その泡消火過程は、燃料の種類、泡の投入方法、泡消火剤の種類、泡性状、火災の規模効果が関与する極めて複合的な現象であるため、泡消火性能の定量的な評価は、極めて難しく、大規模石油タンク火災等に対する効率的な泡消火技術の提案までには至っていないのが現状である。これまで、フッ素含有及びフッ素フリー泡消火薬剤に対し、泡性状、泡供給率の違いによる泡の消火性能について検討し、限定的な条件ではあるが、効果的に消火するための最適な条件を明らかにしてきた。しかしながら、油種の違いや泡の投入方法の違い、または火災規模による消火性能の検討は、未だ残されており、これらの研究が必要となることから、当センターでは研究開発を共同で行う企業を下記のとおり公募する。

1.研究開発内容

消防研究センターが研究を進めている泡消火技術の高度化に資する、大規模石油タンク火災等に対する効率的な泡消火技術の開発を行う。

2.開発資金

共同研究の分担部分はそれぞれの分担者が負担する。

3.期間

共同研究契約成立から平成32年度末までとする。

4.開発に関する契約

当研究センターと共同研究契約を締結すること。

5.開発に係る知的財産等

共同研究契約に基づき、応分の権利をそれぞれが得るものとする。基本的に開発に応じて当研究センターおよび開発企業間で協議の上、応分の権利を得るものとする。

6.応募書類

以下の書類を正1部、副3部を提出すること。用紙は全てA4とする。基本的には用紙は縦とするが、図面、表など特に必要な場合に置いて横向きに使用することを認める。特にフォーマットは指定しない。全ての書類が提出された時点で応募とする。応募後の書類の差し替えは認めない。

(1) 表紙

A. 公募研究開発項目名
B. 応募企業団体名および公印
C. 代表者名およびその公印
D. 所在地
E. 実担当者代表者名、住所、電話、ファックス、e-mail

(2) 企業概要書

(3) 研究開発概要書

試料泡消火薬剤の概要、泡性状可変発泡器の開発の概要、及び火災規模における泡消火性能評価方法の概要説明を明記すること。また、これまで実施された、泡消火技術に関する研究成果等(論文、報告書、学会発表資料)を併せて提出すること。

(4) 研究開発体制

実現性の可否を判断するため、各担当を明記すること。

(5) 機材製作・保守点検計画

消防研究センターが指定した、研究開発に使用する実験機材等の製作・保守点検、メンテナンス等を請け負うための計画表及び体制表

(6) 資金調達計画書

(7) 選考結果通知用はがき

表面に実担当者宛名を明記すること。

(8) 共同研究申込書(様式第2号)およびその添付書類

7.選考

当研究センターが設置する選考委員会により選考を行う。採択企業は、最も選考結果の優れた企業とする。

8.日程

(1) 締め切り   平成28年3月25日(金) 17:00(必着)

郵送、持参、宅急便等送付方法は特に指定しない。A4用紙に印刷し、提出すること。

(2) 選考結果の発送  平成28年4月8日(金)

採択結果、採択理由は当研究センターホームページでも公表する。

9.応募書類の送付先及び問い合わせ先

総務省消防庁 消防大学校 消防研究センター
火災災害調査部 研究企画室
〒182-8508 東京都調布市深大寺東町 4-35-3
電話 0422-44-8331
Fax. 0422-42-7719
e-mail : toiawase2015@fri.go.jp
問い合わせにつきましては、ファックスおよびe−mailでのみ受け付けます。 担当者不在の場合、回答まで時間を要する場合がありますので、余裕を持って問い合わせ頂くようお願い致します。


書類等ダウンロード
泡消火技術の高度化に関する共同研究の公募広告 [PDF]
様式2 共同研究申込書[DOCX]