平成24年度の表彰 表彰式
消防防災機器等の開発・改良、消防防災科学論文 及び原因調査事例報告に関する表彰 表彰式
自治体消防制度50周年を記念して、消防庁は平成9年度から消防科学・技術の高度化と消防防災活動の活性化に寄与することを目的に消防防災機器の開発・改良及び消防防災科学に関する論文を募集し、優秀な作品を消防庁長官が表彰する制度を創設しました。平成24年度は、第16回目となります。
文書による募集案内、消防防災関連紙誌、各種消防関係団体の機関誌への募集広告及びインターネットへの掲載等により広く作品を募って参りました。その結果、本年度も56編という多くの作品の応募がございました。
応募作品は、学識経験者及び関係行政機関並びに関係団体を代表する者からなる表彰選考委員会において審査され、23編(優秀賞20編、奨励賞3編)が受賞しました。
表彰式は、平成24年10月26日(金)に東京・港区ニッショーホールで行われました。
受賞作品
1. 優秀賞(14編)
- 消防職員及び消防団員による消防防災機器の開発・改良(4編)
- ホースガイドローラーの開発
川村 太平、中村 亘孝 (東近江行政組合消防本部) - 面体着装時の漏気に対する改良策
東森 祐介、鈴木 健太郎 (東近江行政組合消防本部) - 狭所巻きホース作成器の開発
花谷 忠司、松嶋 宏司 (東大阪市消防局) - 簡易式万能ジャッキの改良
守本 達由 (兵庫県宍粟市消防団)
- ホースガイドローラーの開発
- 消防職員及び消防団員による消防防災科学論文(5編)
- ホースの曲折が放水量に及ぼす影響に関する実験と考察
岡田 雄太、井崎 伸雄、平田 真理人、厨子 満、松田 康夫、丸岡 峻、橋本 泰彦、船元 達也(京都市消防局) - 救命講習会のあり方についての一考察
安田 和正、山本 祥司、海口 直喜、関 竜也、源 隆一郎(京都市消防局) - 連結送水管への効果的な中継体形に関する考察と実証実験
福嶌 晃一、藤田 浩明、膳 隆太朗、田中 義三(京都市消防局) - 防災管理義務対象物における容易性・実効性を高めた防災訓練の開発とその実施結果~スーパーDIG~
高橋 俊史、岸本 紀子、山下 幸男(京都市消防局) - 共同住宅等の灯油供給施設における小口径配管の漏れの点検に関する評価
野村 耕一、菅原 法之(札幌市消防局)
- ホースの曲折が放水量に及ぼす影響に関する実験と考察
- 一般による消防防災機器の開発・改良(3編)
- 地震自動解錠補助装置の開発
小掠 伸、阪田 邦雄(三愛物産株式会社) - 双腕仕様機(ZX70TF-3)の開発
奥田 一晶、江口 隆幸、石井 啓範、冨田 邦嗣(日立建機株式会社) - 生存者探査を目的とした半円形二重構造マニピュレータの開発
伊藤 一之、下舘 侑弥(法政大学)
- 地震自動解錠補助装置の開発
- 一般による消防防災科学論文(1編)
- 火災防止を目的としたヒューズ機能付きIH 対応容器の開発
藤田 萩乃(東洋製罐株式会社)
- 火災防止を目的としたヒューズ機能付きIH 対応容器の開発
- 消防職員による原因調査事例報告(7編)
- 雨漏りにより照明器具から出火したと推定される火災の調査報告
高倉 健一、上遠野 敬一、烏中 亮太(相馬地方広域消防本部) - 石油ストーブにおける吹き返し現象の検証と火災予防広報
平井 武、松本 龍一、髙倉 誠二(北九州市消防局) - 携帯電話の電池パックからの出火
藤野 聡一郎(神戸市消防局) - 微小なスパークで引火した危険物火災の調査活動について
藤岡 俊介(京都市消防局) - 加熱式加湿器から出火した火災の調査報告
江川 圭、佐藤 大和(名取市消防本部) - 特定屋外タンク貯蔵所からの危険物漏洩事故
石井 誠、奥井 茂、山下 純(富山市消防局) - 電気フライヤー火災の原因調査について
塩谷 誠(所沢市消防本部)
- 雨漏りにより照明器具から出火したと推定される火災の調査報告
2. 奨励賞(3編)
- 乳幼児救助用縛帯の開発
小山 幸志(仙台市消防局) - 棒状放水時における放水軌跡の簡易予測式の提案
宮下 達也(東京理科大学大学院)、須川 修身(諏訪東京理科大学)、川口 靖夫(東京理科大学) 今村 友彦(諏訪東京理科大学)、上矢 恭子(横浜国立大学大学院) - 観賞魚用ヒーターのサーモスタットからの出火
川上 敏宏(京都市消防局)