平成21年度の表彰 入選作品
消防防災機器の開発等、消防防災科学論文及び原因調査事例に関する消防庁長官表彰 入選作品
自治体消防制度50周年を記念して、消防庁は平成9年度から消防科学・技術の高度化と消防防災活動の活性化に寄与することを目的に消防防災機器の開発・改良及び消防防災科学に関する論文を募集し、優秀な作品を消防庁長官が表彰する制度を創設しました。第13回目となる平成21年度は、原因調査部門を加えて実施されました。
文書による募集案内、消防紙誌、各種消防関係団体の機関誌への募集広告及びインターネットへの掲載等により広く作品を募って参りました。その結果、本年度は78編というたくさんの作品の応募がございました。
応募作品は、学識経験者及び関係行政機関並びに関係団体を代表する者からなる表彰選考委員会において審査され、21編(優秀賞19編、奨励賞2編)が表彰作品となりました。
なお、表彰式は、平成21年11月26日(木)に東京・港区ニッショーホールで行われました。
1. 優秀賞(19編)
- 消防職員及び消防団員等による消防防災機器の開発・改良の部(5編)
- 消火器放射訓練用標的器
佐藤 恭久(上山市消防本部) - AED用絶縁プライバシーシートの開発
安田 英樹(東近江行政組合消防本部) - 防火水槽耐震補強(リニューアル)工法
新開 実、太田 弘章、古谷 全邦(堺市消防局、堺市建設局) - コンパクト型 膿盆「NO盆」の開発
コンパクト型 膿盆「NO盆」の開発 - リンク機構式マルチ器具の開発
藤居 隆治(愛知郡広域行政組合消防本部)
- 消火器放射訓練用標的器
- 消防職員及び消防団員等による消防防災科学論文の部(3編)
- 畳の燃焼形態及び水の浸透性について
永友 義夫、天野 和宏、宮本 義也(北九州市消防局) - 観光ガイドによる文化財の震災対策について
谷村 良明、渡辺 隆司(京都市消防局) - 救急活動における接遇についての一考察
森岡 一樹、森口 直人、西村 伸行、小堀 太香揮、山本 祥司 (京都市消防局)
- 畳の燃焼形態及び水の浸透性について
- 一般による消防防災機器の開発・改良の部(3編)
- 携帯型端末機による防災教育用ゲーム「地震DS72時間」の開発
藤岡 正樹(株式会社イオタ) - エゼクタを用いた消防車用呼び水装置の開発
廖 赤虹、近藤 伸一、川東 誉、山野 光一、筒井 洋一郎 (株式会社モリタホールディングス) - 瓦礫重量物をこじ開けながら移動するジャッキアップ移動式探査機:Bari-bari-IV
塚越 秀行、古知屋 琢巳、北川 能 (東京工業大学)
- 携帯型端末機による防災教育用ゲーム「地震DS72時間」の開発
- 一般による消防防災科学論文の部(2編)
- 救急活動時の身体負担の検討と負担軽減の方策について‐ボディメカニクスの検討‐
安田 康晴(京都橘大学) - 投てき型消火器具用消火剤に関する実験的研究
小柴 佑介、大谷 英雄(横浜国立大学)
- 救急活動時の身体負担の検討と負担軽減の方策について‐ボディメカニクスの検討‐
- 消防職員による原因調査事例の部(6編)
- 低圧進相コンデンサ火災の原因判定に関する一考察
高井 伸一、大木 伸一(大阪市消防局) - リチウムポリマー電池から出火した火災の調査活動
山本 忠昭、柏原 隆志(神戸市消防局) - 保税蔵置中のコンテナ火災の調査について
後藤 恒雄(大分市消防局) - 配線からの出火事例の調査について
松田 悟志(姫路市消防局) - ガスヒーターエアコンの鑑識とセンサーライトの出火再現実験について
伏見 栄浩(新潟市消防局) - 煙草によるトラックの吸気系統からの出火の調査について
桑原 輝之(浜松市消防局)
- 低圧進相コンデンサ火災の原因判定に関する一考察
2.奨励賞(2編)
- 消防三輪自転車の開発
福田 清一(尾久消防団) - 身体装着型シューズカバーケースの考案
石井 克彦、渡邊 英則、伊藤 太一(可茂消防事務組合消防本部)